今年一年は5Dという日本の中でかなりハイレベルな勉強会が主催している5Dアドバンスコースに参加しています。
日本ではSJCDやJIADS, 5Dといったいくつかの大きなスタディグループがあるのですが、
5Dは5人の先生が5つの専門テーマ(歯周病、インプラント、審美、マイクロ、歯内治療)を取り扱う勉強会という意味だそうです(間違っていたらすみません)
5Dのファウンダーの先生方については、学生のころから教科書や歯科雑誌で名前を拝見して知っていましたし、歯科医師になったあとも、講演を聞きにいったりしていました。講演のたびに圧倒され、非常に学びになったことを覚えています。
5Dのファウンダーの先生方はレジェンドのような存在で、
激しく高い臨床力に加え、教科書の執筆や雑誌への寄稿などの執筆活動、セミナーの開催や講演、教育活動を全方位的にされていて、
また、海外学会での情報収集や人的ネットワークの構築もされています。
↑いつも良くしていただいている松本先生のご講演
月に一回、土日で開催しているアドバンスコースですが、かなり多くの学びがあります。
圧倒的高解像度でのHow to と、それを裏付ける膨大な論文・文献が見事に融合していて、毎回お腹いっぱいになります。
内容もさることながら、長きにわたって歯科医学に向き合ってこられた姿勢というのも学ばされます。
ファウンダーの先生の他にも、インストラクターやサポーターの先生も多く所属しておられ、
多くの先生が、講演や執筆などの多方面でのご活躍をされています。
個人的には歯周病、インプラント、審美歯科治療に重きをおいて日々の臨床をしていまして、
船登先生、石川先生、北島先生のレクチャーを一番楽しみにしていましたが、
極限まで歯を残す福西先生の熱いレクチャーや、審美治療から咬合、顕微鏡治療まで包括的に教えていただける南先生のレクチャーもすべて勉強になりました。
このコースを受ける前と後とでは完全に考え方や感覚が変わってしまいました。
コースの中で、受講生からの症例プレゼンテーションの募集があったため、発表を志願しました。
骨がほとんどない前歯部のインプラント治療に関する、最新のデジタルワークフローを使った症例の発表をさせていただきました。
骨がないケースにたいして、どのように骨造成をするのか。
また、アナログとデジタルをどのように融合するのか。
手術計画や被せ物の計画をどのようにデジタルシミュレーションするのか。
サージカルガイドを安定させて、正確に埋入するための工夫点などをテーマに発表させていただきました。
貴重なご意見をたくさんいただき、非常に勉強になりました。
来年の2月にも発表の機会をいただけましたので、精一杯頑張ります。
コースも残りあと4日となりましたが、最後まで楽しみたいと思います。
LOTUS 矢野